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作品名:マエノスベテ 作者:たくひあい

第27回 33 34
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 話を逸らしてしまったけれどもし浮気や不倫だったとしてもそれでいて彼女の事態になにか関係があるのかと言えばそれも確かに謎だった。
不倫には当てはまらないし、浮気という意味が、客を招いては逐一起きるだろうか?
指名ナンバーワンホストじゃあるまいし。
 何か夜の店などはされてますかなんて聞いて良いのだろうか。聞かない方が良い気がした。そうであっても違っても、人によっては不快感を表すだろう。
「なんにしたって、言葉不足過ぎますね……暴力と一緒だ」

友達(オタク)が好きなアニメで確か似たような話をしていた。言葉が通じないからとりあえず行為に持ち込もうという、実にカオスな話だった。
ぼくはまるで興味がなかったけれど。

「分かってくれ! が口癖でした。私は何もわからなかった」

「仕方がありません。誰だってわからないことがあります、災難でしたね」


そうして少しの間話をして、そういえば、彼が戻るのが遅いということにふと気がついた。

「あ、すみません、ちょっと様子を見ても良いですか」


2019/04/27 15:14




34
 彼、を探しに廊下に向かうと廊下の先、玄関の方に困った顔のまま立っていた。
そして何やら大柄の男と対峙している。

「あぁ!? 男を知らない、と思ったのに! 経験なく男を知らないと思ったんだ俺は!」


「……何語を話してるんだ?」


……。
彼はとても冷静に、そして困惑を示していた。

「誰だコイツは!」

「はぁ、招かれただけですが」

「ちょっと男を知らないと思えば、いつのまにこんな奴を!!」

「さぁ、知らないのは知らないでしょうけど、望みが叶うことはリスクや不具合も叶うことです。それが摂理というもの」

「俺は経験豊富なんだ、そんなやつは計算だと見抜くことができる」

彼はちらりと、ぼくを見た。

「この頭の可哀想な彼が、家に入りたいそうだが」


彼が、マエノスベテだろうと、なんとなくぼくは察した。
2019/04/27 15:37


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