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作品名:サンタクロースパイ 作者:COLK

第30回 30.高校の頃に作った曲
久しぶりに、ギターで何か一曲弾いてみる事にした。





「もう遅いから、アコースティックギターは音が大き過ぎるから

ダメだけど、お隣さん家とは意外とちょっと距離あるし、

今ぐらいの時間、エレキギターをアンプに繋げずに

生音で弾くなら良いか」





そう、時間は22時。ここは田舎で人が少なく、

一番近くのお隣さんとは10メートルほどの

距離がある。ちなみに、昔、霧河と霧河の両親が

一緒に住んでいて、両親が死んで、長らく経ってから戻ってきて、現在は一人で暮らしている家である。





エレキギターは、就職してから自分のお金で買ったモノだ。





「あ〜!よし、あの曲を歌おう」





それは、

霧河が映画などから言葉の美学を追求して、

作曲の勉強をして、高校生になった頃のある日、

両親に今までの感謝の気持ちを込めて作った哀悼の曲だった。





「ごめんな、父さん母さん。せっかくくれた

あのギターを使えなくて。でも俺、一生懸命心を込めて歌うよ。

聴いててくれよ」

霧河は、エレキギターを弾きながら歌う。





曲名は、「いつか僕の心は…」





「あの日からずっと絶望していた 心に穴が開いてしまった 

大きな大きな穴 考えれば苦しい 忘れようとすれば寂しい 

どうすれば良いの?でも思った ねぇ いつかきっと変わって

みせるよ 強くなってみせるよ

あなたは大切な僕の一部だから♪?」

コレがその曲だ。本当は2番や3番もあるが、

あんまり長くなるのも良くないので、とりあえず、

ここまでにしておく。

「フ~ッ。この曲、久しぶりに歌ったな〜。てか、長くギター

弾いてなかったせいで、かなり下手になってるよ。

父さん、母さん、こんな演奏で申し訳ない。頑張ったけど」





そうやって一人で思いにふけった。


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