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作品名:サンタクロースパイ 作者:COLK

第22回 22.サンタクロースの色
また、時間は遡る。23軒目での出来事。霧河は、

「マフラーが欲しい」と言っていた女の子の家に入った。





(マフラーが欲しい≠チて言ってたけど、どんなのが好きなんだろ?)





とりあえず、そこは勘で選んだ。





女の子の部屋に入り、枕元にそっとマフラーが入った箱を置く。

その時、霧河のスマホにメールが届き、着信音が響いた。





「何だよ!こんな時間に!!」





そういえばだが、さっき、スマホをいじって、間違えて、

着信音が鳴るように設定してしまった。スマホを見てみると、

送られてきたのは、迷惑メールだった。





(何だ〜。迷惑メールか〜。着信音量はもう一度ゼロにしとこう)


「う、う〜ん・・・」





音を立てたせいで女の子が起きてしまった。





「あっ!いっけね!!」





慌てて壁にぶつかった霧河は、誤って蛍光灯のスイッチを

押してしまった。





「ワ〜ッ!!」と女の子が叫ぶ。





そこでまた

霧河が女の子の口を霧河自身の手で抑え、

「シ〜ッ!!」と言う。





もう、本日3度目だ。





(毎度、子供が叫ぶ度にこれだから、ホント焦るな〜)





「ねぇお兄さん、一体誰なの?」

「俺はサンタクロースパイ≠ウ!!」

「へ〜」





今回は、いつも言われる言葉がない。





「ねぇ、ひょっとして君、スパイ≠チて

言葉を聞いた事がある?」

「知らな〜い」





霧河はここでまたズッコケた。





「知らねぇのか〜!!」と思わず大声を出してしまった。

今度は女の子が「シ〜ッ!!」と言う。





「あ〜!悪りぃ!!悪りぃ!!」

で、会話をした。





「お兄ちゃん、サンタさんなんだね!!

サンタさんって、若い人もいるんだ!!!」

「ま、まぁね!!」

「でも、サンタさんって、赤い服を着てるんじゃなかったっけ?」

「あ〜、まぁ、本来ならそうだね。でも、まぁ、サンタクロースは赤い服を着なきゃいけない≠チて決まりはないからね」

「そっか〜」

「うん。そうだよ。でも、黒いサンタクロースも悪くないでしょ?!」

「まぁね!!カッコ良いと思うよ!!!」

「ありがとう!!!」





霧河は嬉しそうに笑いながら言った。


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