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作品名:今日も杏とて。継 結之章 作者:ジン 竜珠

最終回 7
 ここまで、おつきあいいただきまして、有り難うございました。
「今日も杏とて。継」、完結でございます。
 ていうか、なんか、「今日も杏とて。」そのものが終わっちゃったようなラストでしたな。
 ……終わりませんよ? ていうか、続けさせてください。

 いつか、杏の故郷を舞台にしたお話も書かせていただきたいですねえ。
 あの街なら、やっぱりミステリでしょうか? でも、ミステリは書けないかなあ。となると、伝奇物とか、そういう方面でしょうか? そもそも「神仙道の道士」ですし。
 でも、彼の地には、晴明公がいらっしゃいますしねえ。
 やっぱり、グダグダユルユルのお話になると思います。
 いつになるか、わかりませんけど、書かせていただけたら。

 さて。この四月の初旬ですが、古いUSBメモリのデータを整理しようとチェックしていて、神氣学園SAGAの原案となるデータを見つけました。十年以上前ですね、これ。当初はR18をイメージしてました。データは不完全、ていうか、試しに最初の方(竜姫が「冥神=妖王を倒すため」にある街へ行け、と命じられて準備を始め、さらに同時に、その学園に神条姉妹が転校してきたあたり、まで)をちょこっと書いたところで、方向性とかいろいろ変えたので、中途半端です。
 参考までにご紹介致します。「ああ、もともとこんな話を考えてたのか」ってことで。一つのお話ができるまでに、いろいろ考えてるんだなってご理解いただけたら。……ちゃんと、脳味噌、使ってるんだって思っていただけたら、幸いです(笑)。
「SagaU 閑居傳」にある番外編とも違います。あれ書いた時点で、多分、こっちの設定の詳細とかは、忘れてたんでしょうねえ。


神氣学園冥神傳


キャラ1:天宮竜姫(あまみや りゅうき)
 天宮流神仙道本家の娘。十七歳。高校二年生。長い髪をポニーテイルにしている。あまり笑わない。剣技を得意とし、右手にバスタードソード、左手にコラムビ(※湾曲した刃を持つ短剣です)を持つ。このコラムビは二つに分かれ、バスタードソードと組み合わせて、シヴァ神の三叉戟になる。普段は霊素に分解して、オーラに組み込んでいる。一人称は「オレ」。天宮本家の伝承に伝わる「冥神」を、封印するのではなく倒すため、小さい頃から、隔絶した山の中で暮らし、修行漬けだった。そのため、世の常識を今イチ把握できておらず、汗をかくと、平気で上半身裸になったりする。メインで活躍するのは第二部。

キャラ2:神条美悠璃(しんじょう みゅうり)
 天宮の分家、神条家の娘。十七歳。ロングヘア。高校二年生。一人称は「あたし」。体術より、呪符や神呪(※「かじり」と読みます。呪文のようなものです)による戦いを得意とする。口調は丁寧だが、どこか慇懃無礼なところもある。竜姫に対して、変な対抗心を持っており(※この辺は、詳しく考えてません。漠然と「初顔合わせで呪術戦があり、ボロ負けしたのを、悔しく思っている」程度だったと思います)、共同戦線を嫌う。また、師である愛璃のことを(※後述)、非常に尊敬している。それらが、後に冥神復活の引き金となってしまう。第一部の主役。

キャラ3:神条珠璃(しんじょう じゅり)
 天宮の分家、神条家の娘。美悠璃の双子の妹(※この時点で「二卵性双生児」という風に、漠然と考えていました)。ショートカット。一人称は「ボク」。徒手空拳での呪術格闘技を得意とする。稗田(ひえだ)流拳法(※本作でのオリジナル格闘術です。名前は古事記の口述者「稗田阿礼」に由来していますが、稗田阿礼とは無関係)免許皆伝の腕前。竜姫に対して、同性ながら強い恋慕の情を持つ。早い話がレズ。そのため、美悠璃とはよく衝突する。普段は眼鏡で抑えているが、異常な霊視力を持つ。第一部の主役。

キャラ4:神条愛璃(しんじょう あいり)
 美悠璃・珠璃の姉。二十歳。現在、消息不明。実は妖王(ようおう)シノンに取り込まれていた。※天才児で、早くから美悠璃、珠璃を指導する役割を担っていた、と、漠然とですが、考えていました。

キャラ5:天宮雷凰(あまみや らいお)
 竜姫の兄。二十歳。愛璃の行方を捜し、各地を放浪。妖王に取り込まれているのを知るが、救えず、壁画(※舞台となる街の地下に遺跡があり、そこに壁画がいくつもある、と、考えていました)に封じられていた。※漠然と、ですが。愛璃とは幼馴染みで、将来を誓い合っていた、と考えていました。で、竜姫とは早くから別々に暮らしていたので、竜姫は彼のことを知らず、終盤、壁画から助け出されたとき、竜姫が雷凰のことを好きになってしまう、みたいな展開を、これもまた漠然と考えていました。

キャラ6:妖王シノン
 ラスボス。かつて天宮と神条の先祖に封印された(※漠然とですが、時期的には明治維新の頃を考えていました)。人間の邪念を増幅させ、世界を混沌に陥れるのが目的。冥府の王であり、天宮・神条からは「冥神」と呼ばれている。(※漠然とその正体は「人間の罪そのもの」みたいに考えていました。名前は、多分、sin=罪、と、on≒オー《oh……王》をもじった言葉、の合成語、みたいな感じで)

 では、「今日も杏とて。」の来シーズンで、あるいは「神氣学園」の新シリーズで、また、杏たちに活躍してもらえましたら、その時はまた、よろしくお願い致します。

※この「あとがき」ページは折に触れて更新することになると思います。

「今日も杏とて。」には、実は原案があります。「神域防衛線(しんいきぼうえいせん)KANATA」というタイトルでした。主人公は「彼方翼(かなた つばさ)」という高校二年女子と、弟の「彼方揚(かなた よう)」という高校一年生。二人は、ある街の神社の子どもで、この神社のご先祖は、昔、ある邪神を、某所に封印しました。封じきれなかった邪神の手下が復活し、街の人々の邪念を膨らませ、それを使って邪神を復活させようとしますが、それを察知した彼方姉弟が、ターゲットにされた人の「心」を救う、という物語でした。
 で、救いきれなかった時は、その人の「心」が妖魔化し、その場合、二人はその妖魔を倒す、という展開でした。
 ただ、なんとなく気乗りしませんでした。「封印されていた邪神を倒す」っていうのは、「神氣学園SAGA」とまったく同じ構図だ、って思ったところもあります。それだったら、「竜輝たちが主人公の『続編』でもいいんじゃないか? でも、もう竜輝たちを物騒な話に放り込みたくないし」、なんて思ってるうち、「杏香傳」で、杏が同じようなことをしました。
 じゃあ、「『杏が、人々が妖魔化するのを防ぐ話』にした方が、すっきりキレイな形になるんじゃないの?」っていうことになり、同時に「杏香傳を、単独のエピソード集にしたい」っていうのもあって、「今日も杏とて。」が誕生しました。もう忘却の彼方なので、元がどういう話だったか、よく覚えてないんですが、「KANATA」で用意していたエピソードの一つは、かなり変形して、「今日も杏とて。」の一エピソードの原案になりました。ただし、二シリーズ通して、結局、未使用になりました。

 上記ボツエピソード。これは、前シリーズ「今日も杏とて。」スタート後に着想した数エピソードの中の一つです。
「ある金持ちの遺品に『ガラクタ』があると思い、遺族がそれを処分。しかし、それは、その金持ちにとって、大事な『宝』だった。それを恨みに思い、その金持ちの霊、妖魔化寸前。それを杏が救う。※『遺〇捜査』ネタだが、初心に帰ったスピリチュアルもので、基本コンセプトである『救われる瞬間の物語』に」。

「KANATA」で用意していたサンプルエピソードは、あと二つ。こんな感じでした。

・ある若きサラリーマン。自己啓発セミナーに参加するが、その講師が話した「サクセスストーリー」は全部デタラメ。客寄せのウソだった。それを知り、失意に陥るサラリーマンの心が妖魔化しそうになるところを、彼方姉弟が救う。

・翼のクラスメイトの男子生徒が、ある少女に恋をする。邪神の配下、その少女になりすまして、男子生徒を弄ぶ。男子生徒の心、妖魔化。

 今、書いてて思い出しました。「ボツエピソード」の原型、こんな感じでした。

「功成り、名を遂げた画家。ある日、物置で、若い頃に書いた絵を見つける。当時つきあっていた女性をモデルにしたものだが、その女性には、ひどい捨てられ方をしたので、その画家、絵を処分しようとする。その時、絵にこめられた、若い頃の『想い』が妖魔化する」。


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