小説&まんが投稿
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:アヤシの杜のアヤカシ同盟 BLOCK U 作者:ジン 竜珠

第2回 参・二
 あたしは怪物の呪いを受けて、意識をなくした。
 それから、十二時間以上経って、回復した。
 単純に考えると、呪いを受けて、回復するまで、十二時間以上、動けなくなるってこと。
 いいのか悪いのか、わからないけど、呪いを受けるとそういうペナルティがあるのか。「修行」とかいうものを続けたら、そういうペナルティもなくなっていくのかな?
「ねえ、緋芽さん」
「え!? は、はい!?」
 ん? なんだろ、緋芽さん、あたしに声をかけられて、ビックリしてるみたい。まあ、いいか。今は、話を聞こう。
「もしかして、あたしって、修行をしたら、呪いの影響とか受けなくなりますか?」
「え? ええっと……」
 なんだろ、今日の緋芽さん、何だか、歯切れ悪いなあ。それに、目が泳いでるよ?
 あ、緋芽さん、タマちゃんを見てる。
 タマちゃんが頷いた。
「うぃ! 確かに、修行をして霊力を上げていけば、呪いの影響を受けにくくなるニャ!」
「そうか……。ねえ、タマちゃん、その修行っていうの、今からできない?」
「いきなり、どうしたんだニャ?」
「なんていうか、危機感、感じてさ。もし、もしも、だよ? あたし一人の時に、妖怪の呪いを受けちゃったら、動けなくなってる間に、あたし、下手したら、死んじゃうかも!?」
 そう、そういうことなのよ! これまではなんとも思わなかったけど、こうして実際に呪いとか受けて、意識失うと、文字通り、人ごとじゃない!
 しばらく考えてたけど、タマちゃんは、頷いてから言った。
「うぃ。一朝一夕にレベルアップなんてできないけど、少しずつでも前へ進めることはできるニャ!」
 よし!
「じゃあ、早速、今から、なんか教えて? どうせ、学校、お休みになってるんでしょ?」
 その言葉に、緋芽さんが頷いた。
 あたしが立ち上がったとき、緋芽さんが言った。
「あたし、これからしばらく旅行に出るから」
「へ?」
 いきなり、何言い出したの、この人?
「じゃあ、佗磨姫さん、あと、お願い」
 そう言って、緋芽さんは部屋を出て行った。
 やっぱり、緋芽さんに、なんか違和感があった。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 小説&まんが投稿屋 トップページ
アクセス: 214