小説&まんが投稿
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:パピヨンは、ご機嫌ななめ 作者:ジン 竜珠

第91回 あとがき・1
 読了いただいた皆様、有り難うございました。
 さて。
 このお話は、以前「夜空の星より君が好き」のところでちょこっとだけ触れさせていただいた、「ネタ帳」にあったお話です。ただし、随分と変わっています。
 なので、参考までに初稿から第三項までの変遷(へんせん)を、簡単に書かせていただきます。ちなみに、初稿は、すっごい昔です。

・初稿
「平行世界は、いずれ融合する、可能性の世界。融合に向かう過程で、二つの世界での『矛盾』を解消するために、時空がねじ曲がる。その時に、失われるものもある。例えば、ある世界で『AはBが好き』、別の世界では『AはCが好き』という事象があったとする。そして『Bが好き』の方が、さまざまな事象との整合性がとれるときは、『Cが好き』という想いは、『なかったこと』になり、捨てられる。主人公の少女はそれを認識し、哀れに思って、時空がねじ曲がる前に、そんな『想い』を盗み、『宝石箱』にしまう。だが、それは同時に、『融合後の世界には存在しない想いの所有者』=『融合後の世界には存在しないもの』になることを意味する。世界の融合が始まったとき、少女は人々の記憶から消える、あるいは『あんな女の子がいて、何年も一緒に過ごしたような気がするけど、一瞬の夢だったかも知れない』となる。少女は、自分だけしかいない世界で、『誰かが捨てた大切な想い』を護りながら、永遠の時の中で生き続ける」。

 これはこれでいいのかも知れませんが、あまりにも報われない。
 なので、

・第二稿
「人々の『大切な想い』を盗む、悪の怪盗と、それを取り戻す正義の怪盗との戦い」

 に。
「誰かが書いてるよね?」
 っていうことで、しまい込むことに。
 そして、去年の夏頃でしたかねえ、ふと「そういえば、あんな話、思いついてたなあ」てことを思いだし、いじくることに。
 これが、第三稿。
 第三稿では「捨てられる想い」ではなく「大切な想い」を盗む対象にする、という第二稿の設定と、第一稿の「平行世界」の融合、という設定を組み合わせ、今回のようなお話になりました。
 ただ、終わり方がどうにも納得がいかなかった。結局、「描かれないところ(=明確には描かれない後日談)で、和磨が由梨を捨てる」、みたいな話でしたから。
 で、途中で嫌になって、とりあえず、わきにどけた訳なんです。
 ところが「ネタ帳」を発見するに至り、「これはきちんと形にしなきゃいけない」という、天の啓示なのでは?と思い(笑)、今回、まとめさせていただきました。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 小説&まんが投稿屋 トップページ
アクセス: 2024