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作品名:夜空の星より君が好き 作者:ジン 竜珠

最終回
「わかったわよ! でも、そのプロフィールとかが、世界中に散らばってたら、どうするの?」
「それは問題ない。プロフィールは、ある程度までは、セレスティアル・ハートの支配下から逃れられないから、君の行動半径の範囲内にあるはずなんだ。それでね、さっそく、一つ、探知できたんだけど」
 と、ペガ子が自分の角を差す。
 そか、あれが、アンテナか。どこかの、チャンチャンコ着た妖怪小僧みたいね。
「この近くで『おおぐま座』のプロフィールが発動してる」
「『おおぐま座』のプロフィールが、発動? どういうこと?」
 ほんと、さっきから、わけのわかんない話ばっかり。
「各星座のプロフィールは、誰かと融合すると、その力を解放する。『おおぐま座』の場合、……そうだね、融合されたお母さんと子どもが、離ればなれになっちゃうことが考えられる。プロフィールって、大体、神話に準拠してるから」
「ちょっと! それ、たいへんじゃない!」
「だからさ、早く、回収しないと!」
 あたしは立ち上がった。
「とにかく、急ぐよ! 反応があるのは、どこ!?」
 ペガ子が、あたしの右肩に乗った。
「ここから、五百メートルぐらい行ったところ! ところで、オイラ、まだ君の名前、聞いてないんだけど?」
「あたし? あたし、天宇宙銀河」
「そっか。よろしくね、銀河!」
「こっちこそ、よろしく、ペガ子!」
「……いや、あの、オイラ、ペガコーンだけど?」
「あ、ごめん。……ところでさ、そのプロフィールなんだけど、もしかして、幸せなカップルの神話を持ったプロフィールを、あたし自身に融合させたら、日向太陽(ひゅうが たいよう)くん……じゃない、例えば、好きな人との恋が叶うとか?」
 期待感に胸を、ちょっとだけ膨らませてあたしが言うと、ペガ子があっさり言いやがった。
「銀河には、セレスティアル・ハートが融合してる。真っ先にそっちに回収されるから、それはない」
「あ、っそ! ……じゃあ、とっとと行こうか」
「なんで、急にテンションだだ下がりになってるの?」
「別に。とにかく、行くわよ、ペガ子!」
「……うん。だから、オイラの名前は」
 こうして、あたしは散らばった星座のプロフィールを回収することになっちゃったのだった。


(夜空の星より君が好き・了)


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