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作品名:神氣学園Saga 「AS(After Season)」 作者:ジン 竜珠

第47回 終劇之傳 傳之壱
 栂(つが)が冥神の新しい主監(しゅかん)、つまり新リーダーの任を拝命して、初めての大きい仕事といってもいい。
 学園の「氣」の異常については、以前ほどではなくなった。だが、それを中心として、この街全体が不安定な「氣」に覆われてしまう事態に変わりはない。そのため、力場の監視及び魔怪の修祓(しゅばつ)任務は、通常通り行っている。
 三月に入って、最初の日曜日。太陽光があらゆる陰の氣を弾き、消滅させているかのような快晴だというのに、学園の北東部にある菱森山(ひしもりやま)で、異常なレベルでの、マイナスの氣の噴出を確認した。時刻はまだ、午前十時。自然に陰の氣が発生するような時間ではない。
「行くぞ」
 今、直行できるメンバーは、自分を含めて四人。他のメンバーは市内各地に散らばっている。連絡はしたが、少し時間がかかる。今起きている事態が、どのようなものであるか、確認する必要があるし、場合によっては、それなりに立ち回りを演じることになるかも知れない。
 不安がないといえば、嘘になる。だが、その危険を含めた上での「任務」なのだ。
 栂は、三人の若い男を連れて、菱森山へと向かった。
 学園南部にある海水浴場での、妖魔の討伐を終えて。


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