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作品名:闘え!! フラッシュエックス!!・全 作者:ジン 竜珠

最終回 闘え!! フラッシュエックス!!・全
 ここは、どこかの採石場。その昼下がり。
 なんていうか、一応、ロケハンで他の場所を探したらしいんだけど、いい場所がなかったらしい。難しいよね、この辺り。浜辺という選択肢もあったけど、火薬使うんで、近隣からOKが出なかったらしい。
 それはさておき。
 悪の怪人と戦闘員がたむろしていた。
 なんかの作戦行動中らしいんだけど、よくわからない。
 時々「畑に、余計な作物の種をバラまく」とか「カムフラージュのために、新種のウィルスでパンデミックを起こす」とか聞こえるから、ろくなことではないだろう。
 怪人たちが高笑いした時だった。
「待てィッ!!!!!!」
 崖の上から、マスク越しにしては、よく通る声がした。
 怪人たちが、その方を見上げて、声を上げる。
「キサマは、フラッシュエックス!! ……て、いつもと、声が違わない?」
 そして戦闘員たちに同意を求める。
「いつもと違うよね、あいつの声?」
 戦闘員たちも、頷いている。
 フラッシュエックスが答えた。
「ゆうべ、主演俳優が、大酒を飲んだあとでカラオケで騒いで、声がかれたから、アフレコはピンチヒッターだッ!! まったく、どういう教育をしているんだ、あの事務所はッ!?」
 フラッシュエックスが、悔しげに両の拳を握る。
「ごめん、よくわからないんだが?」
「『中の人』が違うとでも、思っておくがいいッ!」
 やけっぱちのように、叫ぶフラッシュエックス。
「……なんかあったの? やけになってないかい?」
 怪人の言葉に、崖から華麗に飛び降りたフラッシュエックスが答える。
「急なアテレコの仕事が入って、スケジュールに圧縮がかかった者の身にもなってみろッ!!」
「……ゴメン。本当に、何言ってんの、お前?」
 怪人の困惑に構わず、フラッシュエックスはどこからか、SFチックな長剣を取り出す。
「この剣はフラッシュメモリを差すことで、熱を持ったり、冷たくなったりするのだ!」
「うん、それは知ってる」
「今日は、新設のメモリを五つも持ってきたのだ!!」
「大盤振る舞いだな」
「クリスマスに向けて、アピールせねばならんからな!!」
 怪人が首を傾げる。
「クリスマスって、まだ随分、先じゃないか?」
 フラッシュエックスが、右の人差し指を立てて左右に揺らし「ちっちっちっちっ」と言う。ついでに首を軽く横に振りながら。
「今のうちから、すり込んでおくものだぜ、ベィベェ」
 キャラが変わっていた。
 それに気づいたらしい、フラッシュエックスが慌てて、剣を構える。
「さっきまで、洋画の吹き替えだったのだ! 今のは忘れろ!!」
「……いいけど?」
 そして、何かに気づいたらしいフラッシュエックスが、剣をしまう。
「時間がない! 新兵器だ!」
 そして、やはり何処から出したかわからない大砲を構える。
「ま、待て! いきなり、新兵器!? そういうのって、ピンチになって、これまでの技が通じなくて、技術者とかが知恵を出し合って開発するとか、主人公が特訓の末に編み出すとか、そういうんじゃないのかッ!? この前までの流れは、そんな感じじゃなかっただろ!? 必然性というものが……!」
「テコ入れだッッッッ!!!!!!!!」
「……確認しときたいんだけど、そっちサイドで、ホントに、何が起きてるわけ?」
「問答無用ッッ!! エックス・フラァァァァァァァァッシュッッッッッ!!!!!!」
 大砲から放たれた粒子ビームが、怪人たちを消し去った。

 これで、一つの野望は潰えた。
 だが、悪は次々に悪逆な、そして時に卑劣な罠を仕掛けてくる!
 闘え、フラッシュエックス!!
 世界の平和を護るのだッッッ!!!!


(闘え!! フラッシュエックス!!・全 了)


あとがき:今回は、グチャグチャでしたな(苦笑)。


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