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作品名:「SagaU 神氣学園閑居傳」 作者:ジン 竜珠

第12回 壱之傳 最大さいきょーの決戦ッ!・拾弐
 結果発表だ。
 俺は(いちかばちかで)台紙にあった千四百七十円を、美悠那は彼女なりの勘と経験で千二百六十円を書いた。……ちなみにこのフリップも店が用意したものだ。変だぞ、ここのパティシエ?
 そして運命の瞬間。
 パティシエが「どん」とばかりに美悠那の両肩に手を置いた。
 つまり美悠那の負けだ。
「嘘ぉ〜ん」
 なんて、美悠那は泣きそうになっている。
「正解は、税抜きで千五百円です。天宮くんが内輪で近いですねえ」
 言いながら、パティシエは美悠那にべたべた触っている。材料の説明とか調理方法などの説明をしながらだから、自然ぽくはあるけど、やっぱり触りすぎに思える。
 そういやあ、ここのパティシエは「制服着た女子高生」好きだったっけ。今のうちに警察に通報しといた方が、いいんじゃねえか?
 それはさておき、やっぱりあの台紙はパティシエの仕業だったか。でもまあ、お互いの利益が合致したわけだから、いいことにしてもらおう。

 かくして勝負は俺の勝ちに終わり、美悠那は自作のマイポエムを翌週月曜日、第一学期の終業式が終わった後、土曜日の面々の前で、生徒会室にて披露することになってしまった。
 最初は照れていた美悠那だが、だんだんノリノリになっていったのは、ご愛敬。
 ちなみに、その場に杏さんはいなかった。なんでも「緊急トレーニングで走り込み」をしなければならなくなったそうだ。なんか、日曜日もそんな感じだったらしい。……同情の余地はないな。
 んで、結論。
 当分、スイーツは、いいや。零司さんは広告でさえ見たくないって話してたし。
 杏さんも、こんなトンチキなことは二度とやらないだろう。
 ……やらない、と信じたい。


(壱之傳 最大さいきょーの決戦ッ!・END)


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