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作品名:「Saga T 神氣學園封神傳」 作者:ジン 竜珠

第12回 壱之傳 白骨は美少女の夢を見る・玖
「それで、怪異っていうのは、なんなんだ?」
「聞いてないかな、『七十七不思議』について?」
 俺は鷹尋から聞いた話を思い出した。
「ああ、あれか。マジなのか洒落なのか。普通じゃねえってのは思ったが」
「これがその『七十七不思議』のリストさ。目を通しておくかい?」
 と、珠璃は机の上のレポート用紙の束を指差す。俺はコーヒー牛乳をストローですすりながら、きちんとホチキスで留められたレポート用紙を開く。
「この間作成したばかりで、まだきちんとファイリングしてないから、順番とかカテゴライズとか、少し雑なところもあるけど、そこは勘弁」
 表紙をめくると、そこには、七十七不思議のタイトルがリストアップしてあった。いわく。

「一.勝手に鳴るピアノ 二.動く人体模型 三.表情が変わる肖像画 四.夜中に走り回る銅像 五.増える階段 六.増える教室 七.スピーカーから聞こえる奇怪な声 八.位置が変わっている机 九.日によって変わる壁のシミ 十.順番が変わっている書架 十一.数が増えている便器 十二.数が減っている便器 十三.別のモノが出てくる自販機 十四.夜中のオーケストラ 十五.保健室から聞こえるあやしい声 十六.天井から下がってくる逆さ女 十七.いつの間にか距離が伸びているトラック 十八.屋上に現れる白い女 十九.夜に咲く向日葵 二十.いつ見ても咲いてる朝顔 二十一.数が減っている教室 二十二.勝手に書き換わる黒板 二十三.書けないチョーク 二十四.トイレのコハナさん 二十五.変化する地下倉庫 二十六.広さが変わる体育館倉庫 二十七.脚が引っ張られるプール 二十八.見えない柔道部員 二十九.絶対入らないバスケットゴール 三十.陸上部・幻のランナー 三十一.十二番目のサッカー部メンバー 三十二.野球部・誰も打てなくなる魔の時間 三十三.旧北校舎の少女 三十四.旧南校舎の少年 三十五.海坊主 三十六.化学室の白い影 三十七.グラウンドの魔方陣 三十八.深夜、トラックを走る謎の影 三十九.ケータイが『何か』を受信するエリア 四十.物理室の黒い影 四十一.季節を無視して咲く花壇 四十二.外壁を走り回る影 四十三.何度も飛び降りをする人影 四十四.植えたものとは違うものが生える畑 四十五.貴公子のいる演劇部部室 四十六.引きずり込まれる鏡 四十七.実習棟の屋上ばばあ 四十八.本校舎の屋上じじい 四十九.自分ではない何者かが映る鏡 五十.タイルの模様が組み変わる実習棟2階廊下 五十一.池のヌシ 五十二.焼却炉から出てくる黒焦げの手 五十三.裏庭の幾何学模様 五十四.体育館の外壁に浮かぶ影 五十五.部活棟の黒い影 五十六.合唱部・謎のコーラス 五十七.化学部の実験生物 五十八.バレー部・奇跡のアタック 五十九.さまよう白骨標本 六十.生きているホルマリン標本 六十一.遊泳中に水着が消える海 六十二.DIY研究会・完成している物品 六十三.映研・数々の不思議フィルム 六十四.写真部・不思議写真の数々 六十五.特定の夜にだけ現れる本校舎3階の鏡 六十六.実習棟3階の窓の外に見える走る影 六十七.老けて見える鏡 六十八.告白が必ず成功するスポット 六十九.告白が絶対失敗する魔のスポット 七十.調理室・誰が作っても失敗する魔の時間 七十一.壁の中から聞こえる話し声 七十二.決して乾かない床 七十三.駐輪場の女生徒 七十四.美術室の少女 七十五.図書館の司書霊 七十六.電子実習室の少女 七十七.廊下を走り回る小人」

「ボクが去年の五月に転校してきた時は、もっと数が多かったんだけどね、生徒会(うち)と新聞部が手分けをして調べて、七十七にまで絞り込んだんだ。でも、また増えていく可能性があるけどね」
「なあ、ちょっと一言、言ってもいいか?」
「ン? なんだい?」
「……バカだろ、この学校」
 珠璃は苦笑いのまま、何も言わなかった。
 そうは思ってるが、否定も肯定もしない、そんな表情に見えた。


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