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作品名:総菜戦隊キムチンジャー・全 作者:ジン 竜珠

最終回 1
 春の昼下がり、ここはどこかにある採石場。ここに一人の小学生男子が悪の戦闘員に囚われていた。
 目の前には頭がお椀のようになった怪人。
「メシメシメシ。日本人は白米だけ食ってればいいんだメシ。メッシッシッシッシッ!」
 そして子どもの口に、箸で白いほかほかのご飯を押しつける。
「もうお腹いっぱいだよう、おかずが欲しいよう、お肉が食べたいよう」
 泣きわめく子どもを無視し、怪人はご飯を口へ押し込む。
「うるさいんだメシ。白米は日本人の主食なんだメシ」
 その時であった。
「待てッ!」
 崖の上から叫ぶ声。怪人たちがそこを見た時。
「白米だけ食べさせておかずを食べさせないとは、なんという外道! 『三角食べ』の黄金法則を無視する悪党め! そんな悪は、我らが許さない!!」
「何者だメシ!?」
 その言葉に三人の戦士が応えた。
「レッド・カプサイシン!」
「グリーン・トウガラシン!」
「ホワイト・ハクサイン!」
「総菜戦隊、キムチンジャー!!!」
 名乗りと同時に、三人の背後で赤い色の爆発が起きる。
「うむむ、キムチンジャーだと? こしゃくな!」
 崖から飛び降りてきたキムチンジャーに、怪人の命令で、戦闘員が躍りかかる。しかし。
「面倒だ、雑魚は一掃するぞ!」
「オウ!」
 レッドが叫ぶと、グリーンとホワイトが応える。
「チゲ・クラァァァァァッシュッ!」
 一連のポーズの後、三人の前に鍋のようなものが出現し、そこから赤い光線が発射される。その光線を受けた戦闘員たちは跡形もなく消え去った。
「メシメシメシ。やるな、キムチンジャーとやら。ならば、これはどうだ、ハクマイン・アタァァァァァック!!」
 怪人の頭の先から、白い粒がいくつもいくつも放たれ、キムチンジャーを打つ。
「ううっぐ! 痛い痛い。だが……」
 とグリーンが立ちあがる。
「玄米に比べると栄養価の劣る白米など、恐るるに足らず!」
「それは問題発言だメシ」
「いくぞ、レッド、ホワイト。必殺、乳酸菌フラッシュだ!」
 グリーンの声にレッドたちが応える。
「必殺! 乳酸菌フラーァァァァァァァッシュッッッッ!!!!!!!!!」
 キムチンジャーたちのバックルが光り、その光が怪人に集まる。
「グワアアアアアアア!!」
 光を受けた怪人は、断末魔の悲鳴を上げ、爆死した。

 ここはどことも知れぬ空間。そこにいる威容を誇る姿。
「ハクマインが斃されたか。キムチンジャーとやら、なかなかやりおる。……ヨーグルトン」
「ブヒブヒ。およびでしょうか?」
「乳酸菌には乳酸菌。お前に任せよう。キムチンジャーと名乗る者どもの首を獲ってまいれ」
「ブヒブヒ。お任せあれだブヒ」

 かくしてキムチンジャーの長く辛い戦いが始まったのだった。
 戦え、キムチンジャー! 日本の食生活を護るのだ!!


(総菜戦隊キムチンジャー・完)


あとがき:苦情は一切受け付けません(笑)。

 お久しぶりです。の方も、まだいらっしゃるでしょうか。以前、「? 竜珠」の名前で「神氣学園滅神傳」の連載を途中で、ぶん投げちゃった者です。本当は、しちゃいけないんですが、まずは、言い訳から。
 実は、連載途中でパソコンを新調してるんですね。その時、テキスト含む諸々のデータを移行したつもりだったんですが。
 古いPCを処分してしばらくしてから、データの移行に失敗してることがわかった時ゃ、泣いた泣いた(余計なお世話かと存じますが、皆様も同じような状況の時は、データの移行が全部うまくいっているか、確認してから、古いPCを処分なさることをお勧めします)。オマケに身の回りが、何だか慌ただしくなったり、色々あって、創作活動どころじゃなくなって、気づけば何年も経ってました。
 で、過日、奇跡としか言えないような偶然からこのサイトに行き当たり、そこに私の作品がまだ残っていることを知りました。管理人の方には、感謝しても、しすぎるということはないですね。本当に有り難うございます。
 というわけで、滅神傳を完結させようとか思ってるわけですが、先にも書きましたように、電子データは壊滅状態、紙媒体の資料も現存せず、一応、おぼろげにも「流れ」は頭の中にあるんですが、掲載文とうまく繋がりません。なので、一から書き直しということになります。
 しばらく準備をいただいてから、掲載ということになります。
 もし、お待ちいただいている方がいらっしゃいましたら、しばらくお待ちください。

 なお「登録者」で「竜珠」を検索していただけたら、過去の私の作品もお読みいただけます。
 ……とかって、宣伝しちゃったりして(笑)。


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