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作品名:ロング アイランド アイス ティー 作者:じょにさん

第1回 終わった…
海風が強く吹いてた

懐かしさより「終わった…」という感情の方が

何倍も強かった

残り少ない煙草を咥えた

やはりライターの火が海風に負けるので

ソフトパッケージごと握りつぶして海に投げた

遠くでサイレンの音がしていた…


生きていた頃の七瀬の話を聞きたいなら

どこかの街に住む彼女の両親にでも聞いて欲しい

何しろ俺は「七瀬」という名前が本名であった事を

警官の言葉から知った位に彼女の事を知らないのだから

たった一月と少し一緒に旅をした俺よりは

入退院を繰り返していたとはいえ家族の

両親の方が知ってるだろう…

出会ったのは山奥の街だった

船を災害で失い丁度良いきっかけだと海を棄て

都会にも半年居てこの街に流れて来た

街は居心地良かった、なんとなく心に合った

出会いは街の道だった

彼女の家の車…白の日産マークIIは古かった

綺麗に乗ってはいてもエンジントラブルは日常茶飯事

だった


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