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作品名:2改シンラ 作者:ぷーでる

第9回 巳殺
「何すんだよ!」
 シンラは、ペッペッと、口に入った泥を吐き出す。

「そんなに返して欲しきゃ、ここで首を吊りな」
 巳泥が、小ばかにした顔をする。

 シンラは、持っていた手ぬぐいで、顔に付いた泥をぬぐう。
 次に巳泥の手にあった、ロープが目に映り驚く。

「死ねっていうのか?」
 シンラは、震える。

「怖いのかい、ねずみちゃん?」
 乱実が、ケラケラ笑った。

「おまえさあ、無責任だよな〜鏡村の領地を明け渡したのは、シンラのせいだぞ……」
 巳泥が、クドクド言い出す。

「ええええ〜?」
 シンラは、思わず考え込む。

「鏡村の奴が好きなら、責任とって今ここで首を吊るべきじゃね?
 のうのうと今でも息を、しているなんてヒデェ奴だ」

 巳泥が、偉そうにシンラを見下ろす。

 「うむむ……」
 シンラは、顔が曇った。

 巳泥は、真剣な目をして
     「ホラ、準備出来たぞ……」
            と、言って、木の枝にロープを
                     くくりつけて輪を下げた。

 「……」
 シンラは、呆然と、その輪を見つめていた。
             何だか、既に魂が抜けた感じである。

「良かったね、シンラこれで、責任取れるよ。さあ首をくくれ!」
 乱実が、そう言葉をかけると、シンラはロープの輪に首を入れた。
 巳泥は、ロープを引く。

「ぐっ?」
 シンラは、首に締まる感触を、感じて我に還った。

「ぐぇ……」となって、もがくが手遅れだった―

 足が地から浮き、ぶらさがる。その時、驚くべき事が起きた―

 舌が伸びていく…蛇の様に。
 意識がもうろうとする中、身が巳へと変貌していった。


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