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作品名:2改シンラ 作者:ぷーでる

第7回 帰り道に
 シンラは、海水の冷たさに
 震えながらも何とか禊を終えた。

 着替えと手ぬぐいは、
 グレー狼(左近)が持ってきたので
 体を拭き、新しいのに着替える。

 「う〜寒い〜!」
  シンラは、顔が真っ青。蛇の血を半分
       貰っているせいで変温体質なのだ―

 だから、本当なら四目やグレー狼(左近)に
 抱き付いてモフモフして温まりたい。

 だが、この2頭も海に飛び込んだので
 濡れて冷たいのだ。

 「早く帰りましょう」
 二頭と一人は、走っていく……
 
 森の中へ入って行くと?

「くーん、くーん」
「ありゃ、こんな所に子犬が……」

 シンラは、立ち止まり、足元を見ると
 小さな子犬が鳴いていた。

「迷い犬ですね……」と、四目。
「これはラサ・アプソです」と、グレー狼(左近)

「うん、これはちょうどいい」
 
 シンラは、子犬を拾うと抱きしめた。
      フサフサの毛がぬくって気持ちいい―

 海岸森を抜けた先へ、出たら今度は
    何だか黒いモコモコが、飛び跳ねていた。

 「なんだ、あの黒い毛玉?ヤケに弾んでるな!」
 黒い毛玉が、シンラの足元へ弾み飛んできた―

 新手の妖怪かと目を、凝らしてみると、
 目と鼻もあり口もあった。

 シッポもあって、ぶんぶん振っている。

 「シンラ様、ブラック・プードルの子です。一応犬なんですが」
 四目は、笑って答えた。

 「これが犬か!面白い奴だ、コイツも連れて帰るぞ!」
 
 シンラは、さっきまで、沈んでいたが子犬2匹の登場で
 気分が良くなりウキウキした。足取りも軽くなった。

 我神屋敷に着いて、
 フチは2匹増えた事に呆れていた―

 「ラサとパセリか―で、ラサは分かるが、何故パセリ?」
 フチは、黒玉が、部屋で跳ねているのを見つめている。

 「野菜のパセリって、モコモコしているじゃないか」
 シンラが、笑って答えた。

「単純だな―シンラお前が、面倒みなさい……」
 フチが、そう伝えた時……

「いえ、私がお世話いたします」
「シンラ様は、小さいので」

 子犬のラサとパセリがきっぱり答えた……

 シンラは、霊力が切れて、いつの間にかネズミになっていた。
 ネズミは、ラサとパセリと、一緒になって楽しそうにじゃれ合っている―


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