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作品名:2改シンラ 作者:ぷーでる

第5回 呪われた鏡池
 シンラは夜空を見上げながら、
 落ちてくる大蛇を追った―

 しかし、戦った後で
 走るスピードが出ない……

 大蛇のヌルヌルと黒血を浴びた、
 ダメージも重なったからだろう。

 鏡池までやって来た時、大蛇は不吉な笑みを浮かべ
「おお、これは汚しがいがあるでな!ウフフッ!」と
 冷笑を浮かべて、鏡池にドボンと落ちていった……
 
 シンラは、呆然とその様子を見送る……

 今まで鏡池は、名の通り鏡の様に
       透き通り美しい池だった―

  昼には、日と青空、白い雲が映る―
             夜には、月が映る―

 だが―大蛇が、鏡池に落ちた時、
           異変が起こった。

 大蛇が流す黒い血で、
  鏡池はジワジワと黒ずみ始めた……
      腐った様な変な異臭が漂い始める……

 もはや、鏡池ではない。
   穢れたヘドロ沼になってしまった。

 現世へ、魂を送る命の泉なのに
    これでは多くの魂は病んでしまう。

 シンラは、ハッとして鏡池に
   落ちた大蛇を拾おうと飛び込もうとした。

 その時、道着の裾をくわえ止めた犬がいる。

「もう手遅れです、シンラ様―」
 振り返ると、四目だった。

 「……」

 「帰りましょう、皆が心配しています……」

 「僕の事、心配する人いるの?」

 「いますよ」

 「穢れていても?」

 「シンラ様は、自覚できるからいいんです」

 「ごめん」
  シンラは、四目の後を付いて行った。








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