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作品名:2改シンラ 作者:ぷーでる

第16回 呪われた鏡池
 
 シンラが霊力を取り戻し、いつもの様に営業員として
 働き出していた―

 シンラは、気になっていた。あの鏡池は呪われてしまった。
 あのまま放っておいていいのだろうかー?

 休憩時間になって、裏庭の縁側で一息ついていると、
 四目がそばに来て座った。

 「あの鏡池が、気になるのですね?」
  四目が、シンラの眼を見つめた。

 「うん」
  シンラは、うなずく。

 「残念ですが、既に手遅れですよ。
          そこへ近付いた者は、みな穢れてしまいます」
 
 四目が、即答する。

 「完全に魔物の手に、堕ちてしまったって事?」
  シンラは、歯がゆい。

 「そうです、生命を生み出す鏡池ですが、
           生まれ堕ちると、同時に穢れてしまうんです」

 「うええ?ひでぇ。穢れて生まれてきた奴って
                 どうなってしまうんだ?」

 「心がひどく歪んでたりとか、病弱になるんです」
 「それって、治るの?」

 「ヘドロ沼が、鏡池に戻らない限り厳しいでしょうね」
 「元に戻す方法って?」

 「魔物から取り返すしかないですよ」
 「じゃあ、やらなきゃ」

 「無理ですよ、あなた自身が穢れている」
 「僕って、そんなにヒドイ?」

 「良い所もあるけど、突然、暴走するじゃないですか」
 「どこが?」

 「ほら、気付いてない」

  シンラは、何処から持ってきたのか饅頭を
           口の中へ放りこんで、モグモグした。

 
 午後過ぎ―

「ワシの饅頭を食ったのは、誰だ?」
 フチが、ちゃぶ台の上にある、カラ皿を見て怒鳴った。











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