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作品名:2改シンラ 作者:ぷーでる

第13回 大ムカデの侵入
 その頃、我神屋敷の裏庭ではラサが、激しく吠えていた―

 「ラサよ、何故、そんなに吠えておる?」
 フチが我神屋敷の裏庭へ出て、小さな金色の犬に訊ねる。

 「あれを視てください!」
  ラサが、顔で示した。
 
 「おお?なんと、大ムカデじゃ!」
  フチが、空を見上げ驚愕した。

 夕暮れの空から、大ムカデが飛んでくるではないか。

 「そういえば右近と左近は、シンラを探しに行っていなかった!
  全く、しようもない物の怪め!」

 フチは、歯がゆい。シンラを受け入れてから
              北西から変な魔物ばかりに、侵入される。

 「フチ様、シンラ様は悪くありません―
              すべては人間の業が原因なのです―」
   
 ラサが、フォローする。

 「ああ、しかし―」
  フチは、顔が曇る。

 「魔物の多くは、人間の心の闇が生み出したモノです―
                 シンラ様は、その被害者に過ぎません―」

 ラサは、夕空から迫ってくる
         大ムカデを睨みながら吠え続けた。

 日が沈み、魂の旅館では
          営業開始時間が迫っていた―

 だが、大ムカデはそこへ現れた。
         目的は、人の魂を喰らう為だ―

 フチは、困った。シンラや右近、左近以外
             護衛する者がいなかったから。

 今までこんな事があったのは、
          何百年も昔だった、
               今になってまた
                   こんな事になろうとは―

 ただ、呆然と空を見ているだけだった―
 その時、その背後から、何かが飛んで来たー

 「あれは―龍だ……蛟だ!」
  フチは、驚く―

 蛟は、縁起のいい龍だ―
 その龍が訪れると、その地を守る為に
 戦い平和を得るのだ。

 「おお〜なんと!!!」
 
 その時、我神屋敷を目指して歩いてきた人間客達にも
 蛟龍の姿が、目に飛び込んで来た。


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