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作品名:改 1 シンラ 作者:ぷーでる

第5回 シンラが壁を走る
 三峰山にある、北奥…魂の旅館の中―
 
 
 女仙人、フチと
  物の怪のシンラで
    大乱闘が始まった。

 我神屋敷は、癒しの場から戦場へ―

 
 「ボケたか?ばーさん!僕はシンラだ!ネズミ男って呼ぶな!」
  シンラが髪をなびかせ逃走し、叫ぶ。
 
 「ワシは、ばぁーさんではない!フチ様と呼べ!」
  フチがシンラを追いかけて、怒鳴る

 
 二人が、走りまわって
   部屋じゅうにドタバタと
    足音が、響き渡っていた。

 

 フチは、あまりにも素早いので
  今度は居間にある槍をつかんで
   暴れまくるシンラに向けて2本投げつける。


  シンラは「はっずれ〜!」と笑って、
        2本の槍も素早くかわした。

 
 「おお?フチ?亭主(ワシ)を殺す気か!」
 
 シンラが去った後、ジドが壁にはりつけになった格好で
     着物の両肩の部分に2本の槍が見事に命中していた。

 

 「ふん、偉そうにしやがって!」
 
 
 シンラは隣の部屋でも
      暴れまくって
       物を壊しまくった。

 
 部屋を飛び出し、階段を駆け下る。
  五階から下の部屋は、客間になっていた。
 

  廊下を歩いていた、
   浴衣姿の人間客達が
    突如、駆け抜けてきたシンラに
         仰天して悲鳴があがる。

 
 「きゃあああああ〜!」
  屋敷内は、大パニックだ。

 
 人間離れした、素早さで走り抜けていくので
    誰もが、彼を人間ではない事を察知した。
 
 何故なら時々、壁すら突っ走っていくのだから。
  それを見た周りの人間客達が、大騒ぎするので
    シンラは、余計に面白くなってしまったらしい。

 

 これはもう止まりそうにもない、
      このまま放っておいたら
       屋敷は完全に破壊されてしまう。
 
 

 部屋の中は地震に遭ったかの様に
             揺れている。
 
 時々、大黒柱が、きしむ音で震わす。
 
 
 シンラは、1階まで駈け下りてきた。
      庭に続く、部屋へ突入していく。


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