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作品名:改 1 シンラ 作者:ぷーでる

第22回 毒蛇(どくだ)


 「私は腹が減っているんだ、
     さっき二人分飲み込んだが
           やっぱり足りない……
               普通の男よりは陰要素は
                      含んではいたがな……」
 


  大蛇が、廊下で逃げ回る人間客をジロジロ見回す―
 

 「とりあえず、男で陰要素のある奴を食うか―」
  大蛇は、割れた舌をシュルシュルして、嗅ぎ付けようとする。
 


 「お客様!全員男らしくしてくださいっ、大蛇に食われてしまいます!」
  見守っていた営業員が、湯治客達に注意喚起を叫ぶ。
 


 そうしたら、湯治客達は……
 

 「あ、俺は男っぽいから大丈夫なんだ……」
 「オネェが獲物だったのか……」
  と、男客達がつぶやく。
 

 「それもございますが、それとはまた別の……」
  

  着物姿女性営業員(大玉なみに大きい)が、
             困って答えた。そして沈んだ―
 


 「ええい、こうしてやる!」
 


 大蛇は、毒液を水鉄砲の如く吐いた。
          
  勢いよく飛び出した毒液は、
      女性営業員(大玉なみに大きい)に吹きかかる。
 


 「あ!」
 湯治客達とフチは呆気にとられた。
 




 女性営業員(大玉なみに大きい)は、うめき声をあげ倒れる。
 

 大蛇は、毒液のかかった獲物を口の中へ―
 

 「おぇっ!」
 大蛇は、飲み込みかけた獲物を吐き出した。
 


 大玉の様な体が、廊下の床にベチャリと転がり落ちる。
 


 「口に入れてから、プラス要素を出したな貴様」
 大蛇が、具合悪げにケホケホ。



 陰要素に急激な陽要素の追加は、吐き気を起こすらしい。

 


 吐き出された女性営業員(大玉なみに大きな体)が、
               床の上でのたうちまわり
 


   「んまっ、アンタのせいよ!」と、
                男の声が漏れる。

 

 「げえ?男になった!」
 周りで視ていた湯治客達が、真っ青―
 


 「フチ様、まずいです。このままでは―」
 毒液をかけられて、両性化してしまった営業員がうめく。
 


 「とにかく、ここは私が何とかしますからその間に策を練ってください」
 「うむ、分かった―頼んだぞ!プロミネンス……」
 


 フチは、五階屋敷部屋へ戻って鍵をかけた。


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