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作品名:改 1 シンラ 作者:ぷーでる

第15回 お腹へったぁ〜

 「さて、次へ行くぞ!」と、フチは早くも次の公演開催地へ
 歩き出そうとしていた。
 
 公園の木々の葉が、風に吹かれ
       サラサラと音を奏でている中―
 

 「待ってください、もう僕お腹空いちゃって歩けません!」
  シンラは、お腹がグーグー鳴っていた。
 
 「え?もうかい……ワシは、まだ全然だが」
  フチは、平然とした顔。
 
 「あなたは仙人です、生身の僕はそうもいきません」
  シンラは、霊力も使い切ってフラフラだ。
 
 「たっく、世話の焼ける奴め……」
 フチは、何処で待ち合わせたのか鏡村にいるハズの左近を呼びよせた。
 
 左近は、身なり、態度共に男っぽいが実は女だったりする―
 
 「左近、すまないシンラにメシを買ってきてくれ」
 フチは左近にお金を持たせて、どっかで弁当を買ってこさせた。
 
 「お待たせしました」
  左近が、うやうやしくシンラに弁当を差し出す。
 
 「ありがとうございます」
 
 シンラは左近から弁当を受け取り「いただきます」と言って、
                      ベンチに座って食べだす。
 
 「左近、あの弁当いくらした?」
  フチが不満げな目、弁当の卵と肉の色とりどりおかずが何だか
                       庶民的な盛り付けに見えなかった様。
 ―左近は、こわごわ答えた。
 
 「ばかもん!そんな高いモン買ったら
       せっかくの稼ぎがパァではないかぁぁ〜?」
 
 フチが大激怒した。
 
 「申し訳ございませんー!特売品は売り切れていましたので」
  左近が、慌てて平謝り。
 
 その横で、シンラは弁当がよほど美味いのか
   険悪なムードに気付きもせず、夢中でパク付いていた。
 
 「うまっちゅ〜!この弁当を作った人間は料理の天才だな!」と称賛しまくり……
 
 

 シンラが座っているベンチの後ろでは、
      公園の池の噴水が、涼しく吹き上げていた。


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