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作品名:改 1 シンラ 作者:ぷーでる

第1回 七色のオーラをまとった霊鳥
 三峰山の北奥に
 人知れぬ異界の入口がある。

 闇トンネルを進むと、鏡の森があった。
 鏡の森は鬱蒼とした蒼深い原始の森で
 人を寄せ付けない。
 
 ここでは狼が守護し、トラツグミが
 物の怪の行き来を先導していた。
 
 鏡の森を抜けると、鏡村に着く。
 そこでは、女仙人のフチと同じく夫である
 仙人のジドが住む。
 
 フチとジドは昔、普通の人間だった。
 年をとり子供に迷惑をかけられないと考え
 人里を離れ山の中で生活するうちに仙人になった。


 木造5階建ての温泉旅館の屋敷も建てた。
 ここへくるのは、現世で傷ついて息抜きをしてやってくる
 魂達だ。
 
 しばらくして、武蔵の村人達が、あらゆる魂が現世で
 人に必要とされず、荒ぶる鬼神や物の怪になった者達を
 二人に治めてほしいと頼んだ。
 
 それ以来、魂の温泉旅館の経営だけでなく
 ずっと鏡村で物の怪や鬼神を治めている。

 その晩、フチが満天の星空を眺めていると
 神速で飛んでくる七色の流星を見つけた。
 
 それはどんどん接近してきて
 それは霊鳥である事を知る。
 
 霊鳥は命を運ぶ神聖な鳥で
 とても縁起のいい鳥だ。
 
 遥か彼方から宇宙の旅を永遠に続け、
 地球の上空を飛んできた・・・・
 
 「何て美しい霊鳥だ!」
  
 フチが感激していると霊鳥は七色の光(オーラ)を放ちながら
 何処かへ飛び去って行く。
 
 その七色の光は宝石の様に美しく
 何故か悲しく
 儚い輝きだった―
 
 「また、見られるといいのう」
 
 フチは、霊鳥が飛び去った満天の星空を
 しばらく見つめていた。

 


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