有縁不辺の浜に降り立ち 彗星の破片と星の砂に足を埋め 凍り付く漆黒の天球を臨む
以ってここより過去を見透さば 開闢より現在に儚い因果の意図を掴む
全てここからは内心の世界 我、歩み往く独立の大地
反音――過ぎ去る時の景色 眩視――夢感空漠の夜目の只中
その序章 未だ語り明かされざる匿白 それを今、―――――
人の足 一つ、二つ、三つ四つと 只々、此岸の果てに広がる大地を 達せらるることのなき神への意志を 不穏、悲哀の胸中に秘め
進み、尚進む 限り無き、終わりなき だが閉ざされし絶界の境地
故に尚往く独立の大地
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