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作品名:孤児(ダルジュロス) 作者:葦原瑞穂

第12回 闇朝
闇夜の朝
自らの頭蓋の形を
鏡の中に想像する

人形が浮遊する
手を壁に打ちつければ
引き代えに痛みを記憶する

自分が何なのか分からない
やがては死ぬという

鏡の中に髑髏が映る
それが夢としか思えない
私の頭蓋はどこにあるのだ?

もしかしたら
無いのかもしれない
全てが夢のように感じる

存在し得ない断絶のことを
誰もが「死」と怖れている

だがこの永久なる夢を
誰が醒ましてくれるだろう

また光球が東より昇る


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