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作品名:旅行記私鉄編 作者:烏山鉄夫

第1回 序文
私は鉄道に乗るのが好きである。だからその全て、と言っても当然旅客営業を行う路線に限られるが、片端から乗り歩いて居る。私の様な乗り方を、人は「乗りつぶし」と呼んで居るが、その乗りつぶしの対象はJRと私鉄と第三セクター、公営鉄道である。
私は、そのうちJRの乗車体験を文章にして来たが、このたび私鉄版を記す事にした。尤も、JRに乗りに出掛けて、ついでに乗った会社線もあり、その片鱗については、既に書いたが、私鉄に乗る目的の外出をした時の事をお見せするのは初めてである。
私は、私鉄を蔑ろにした覚えは無い。地域の人々の大切な足として、或いは都会から文明(新しい流行と言うべきか)を運んで来た、その重要な地位について敬意と愛情を持って居るが、力不足により何処まで伝わるか分らないけれど、私なりの旅の思い出の一片として笑って頂きたいと思って居る。
私は関東に住んで居るお陰で、私鉄が四方発達に幹と枝として張り巡らされて居るから、生活上の移動に困る事は少ないものの、反面乗りつぶしの対象は無数に及び、地道に片付けて行っても一朝一夕で終えられるものでは無い。私は自分で楽しむ遊びとして、一種の覚悟はして居るけれども、一つの会社線を完乗しても別の敵が出現をして来る様な、そんな際限の無い感覚に見舞われ、時折やめてしまおうかと思う事もあったが、結局は鉄道好きとしての自尊心に説得をされ、明日は何線に乗れるかと路線図を手に取って研究をしてしまうのだ。
全部の会社、全線を紹介するのは難しいから、旅行記と言いつつ、その実態は印象を綴っただけで終わるかも知れない。この点もお許し願いたい。また、JRと同じで平成一三年一一月二五日以前は参考記録の扱いにして居る為、本当は乗車済みなのに知らんぷりをして居る区間もある事をご理解頂きたい。一例を列挙すると、
伊豆急行 伊東‐伊豆稲取
嵯峨野観光鉄道 全線
わたらせ渓谷鐵道 大間々‐運動公園
が、基準の上では未乗区間に含まれて居る。
それでは、私鉄の旅に出掛けよう。


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