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作品名:春夏秋冬 作者:烏山鉄夫

第1回 序文
川の流れをとりとめもなく眺めていることがある。私は千葉の人間だが、海より山が好きなで、湖や川と言った淡水が中心の海の無い景色が好みだ。鬼怒川、広瀬川、神通川、富士川、天神川・・・・・・川の名前に旅情を感じる事が多々ある。そのような悠々とし或いは激流の様な川のごとく、あっと言う間の三十年目の人生である。小生はここ数年の間、日記をつけており、気が向くと短歌を詠んで書き添える。

今、その日記を読み返しながら、時間の長短について思いを馳せ、そして己の歌を味わっている。独学ゆえ下手の横好きという批判は覚悟しているし、己自身でもそれほど傑作とは思わない。それは日記における一人称を見れば一目瞭然である。私でもなければ余でもなく、僕でもなければ俺でもない。「不」なのだ。これは「不細工」や「不器用」の頭文字である。己の容姿に自信がなく、女性からの視線ばかり気にする劣等感や疲労感が、その様な呼び名を与えたのだ。

よって、自信の無さやもてないことの恨みや愚痴、あるいは女性そのものを詠んだ歌が多いことを踏まえて、平成二十四年及び平成二十五年の二年分の諸作品をご覧頂ければ幸甚である。
なお、短歌自体はそれ以前より楽しんでいたが、今見ると己でさえ見るに堪えかねぬ悲惨な三十一文字の羅列なので割愛した。また、日記では題名或いは詞書が載って居たのを鑑賞や批評の妨げにならぬよう一切排除した。

平成二十五年 年の瀬の暗き空をみつつ
烏山 鉄夫


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